書評

1時間で読める『ホリエモン式飲食店経営』から学んだ3つの事

 

今回は『まんがでわかる 絶対成功!ホリエモン式飲食店経営 ~『サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい』外伝~ 』をレビューします。

マンガということで気軽にKindle版を購入。先日レビューした『資本家マインドセット』と同じ著者ということで、気にかかっていた本でした。監修はホリエモンです。

 

読みやすくて面白かったです。「マンガ版」のビジネス書の中には、マンガよりも文章の分量が多い本もあります。(マンガというより挿絵に近い)しかし、この本はストーリーがしっかりしていて、ちゃんとマンガになっています。

そしてマンガとしても普通に面白い。30分~1時間程で読めますよ。この気軽さが、マンガ版のメリットですね。「飲食店を経営する予定なんか無いし・・」って人も楽しめる本となっています。

~あらすじ~

定年退職後に、喫茶店を開いた主人公。開店初日に、1人の経営コンサルタント(表紙の女性)が訪れます。そして「この店の経営は1ヵ月ともたない」と告げられるのです。そこで主人公はこの女性に、助言をしてもらうことに。少しずつ、お店が繁盛していく・・というストーリーになっています。

 

コスト・無駄を減らす

stevepb / Pixabay

 

潰れない店

潰れない店は、なにも大繁盛している店だけではありません。

本の中では「町のくたびれた中華料理屋さん」が紹介されています。「何でこの店、潰れないんだろう」というお店はどこにでもありますよね。

ああいったお店がつぶれない理由は、コストの低さにあるのです。自分と家族でやっていれば、人件費はかかりません。また1階をお店として使い、2階を自分の家にしてしまえば、居住費も浮かせることができます。売上は大きくないけれど、コストも大きくないわけです。

 

全米NO.1ファンドマネジャーといわれたピーター・リンチが『ピーター・リンチの株で勝つ―アマの知恵でプロを出し抜け』の中で、次のように述べていることを思い出しました。

役員たちが恐ろしく小さなオフィスで働いているのを見て、私は身震いするほどの好感を持った。明らかに、彼らはオフィスの見晴らしなどに無駄な金を使っていないのだ。

 

利益=売上-費用です。当たり前のことですよね。しかし「自分の店を持つ」ことを意識した途端、「大繁盛しているお店の姿」「おしゃれな店内」などを夢見てしまい、この当たり前のことを忘れてしまうのかもしれません。

オシャレな内装が悪いわけではありませんが、金をかけすぎないようにしたいものです。

 

ブログ・YouTube

『資本家マインドセット』の中で、三戸さんは「副業をやってみると良いよ!」と述べています。副業が、「手間を減らす」トレーニングに良いのだとか。

そう考えてみると、ブログやYouTubeは副業として最強な気がします。金銭的なコストは限りなく0に近いですし、人件費もかかりません。

ただ人件費の代わりに、自分の時間は掛かります。「コストを減らす」発想は、「手間を減らす」ことになります。YouTubeであれば動画編集の、ブログであれば執筆時間のスピードを上げることが、「コストを減らす」にあたるのだと思いました。

副業をやっている人なら、「自分の副業に生かせないかな」と考えながらこの本を読むと、面白いです。「飲食店経営」の本というよりは、「アイデア集」に近い本なので。

 

資本家になるには、何をしておくべきだろうか。 先日『マインドセットの科学』を読み、レビューを書きました。 するとAmazonのおすすめ欄に『資本家マインドセット』という本が。「...

 

無駄を減らすアイデア

 

マンガの中では以下のような方法が紹介されています。

・試食

・高級料理店の、格安ランチ

・バーゲンセール

 

格安ランチは、昼間の空いた時間を有効に活用したり、ディナーの余り物を利用することで、ロスを抑えているのです。また試食は、人気かどうかを事前にテストしているのですね。

いや~よくできてますね。普段から意識して買い物をしてみるだけで、学ぶことはたくさんありそうです。

 

お客さま目線

gonghuimin468 / Pixabay

 

僕が大好きなマーケティングの入門書『ドリルを売るには穴を売れ』の中では、「お客さま目線で考えること」の重要性が何度も説かれています。

これも当たり前な気がしますが、やってみると意外と難しいのです。モノを売る側に立つと、「どうやったら売れるか」ばかり考えてしまいがち。

マンガの中で2人が街のコーヒー屋さんを巡ったように、消費者の視点を持ちつづけるように努力することは大切ですね。モノを売る側であると同時に、1人の消費者として、モノを買う側でもあることを忘れてはいけません。

 

僕もブログを書くたびに、「読者の目線」で考えることの難しさを感じます。思いついたことを、思いついたまま書いてしまうんですよね。改善せねば・・

 

あれこれ試してみる

マンガでは主人公が経営コンサルタントの様々なアイデアを取り入れることで、お店の経営を回復させていきます。

本を読みながら、マンガ版『仕事は楽しいかね?』を思い出しました。ストーリーも似ています。こちらもカフェの話ですしね。

 

『仕事は楽しいかね?』で強調されている「あれこれ試してみる」ことの大切さを再認識しました。

学生の僕には、どうしても「唯一の正解」を求めてしまう癖がついてしまっています。ですがビジネスに正解はないんですよね。あれこれ試しながら、学んでいくしか無いのでしょう。

経営はサイエンスというより、アートに近いのかな、と感じました。大学で「経営学」を学んでみても、ピンとこないのはコレが理由かもしれません。

マンガの中で主人公が「減価償却」を考慮していない、というシーンがありました。これも「あるある」なのかなと思います。簿記で減価償却について勉強していても、払ってしまったものを毎年のコストとして考える発想は、実感としてありませんでした。マンガだとイメージしやすいのが良いですね。

 

そして「あれこれ試してみる」のが経営の楽しさなのかもしれません。マンガを読みながら、ワクワクしていました。飲食店の経営に限らず、「何か良いアイデアは無いか」と考えると、仕事が楽しくなりそうです。

★★★★★

『ホリエモン式 飲食店経営』 は「アイデア集」という感じの本で、小難しい理論は全く出てきません。

フツーにマンガとして面白く1時間で読めるので、「読み物」として楽しんでもらえたら幸いです。すでに読んでしまった人は、↑で紹介したマンガ版『仕事は楽しいかね?』もオススメしておきます。

 

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