書評

必ず文章力が上がる!タイプ別のおすすめライティング本9冊+書き方5原則

 

読者
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ライティング本がたくさんありすぎて、どれを選んだらいいのか、分からない。

湯川あやと
湯川あやと
タイプ別に9冊ご紹介します。本の選び方も教えますよ。

 

「文章力」は、範囲が広い言葉です。

  • 論理的に書く力(レポート)
  • 事実を誤解なく伝える力(新聞)
  • 商品をセールスする力(広告)
  • 相手をクスッと笑わせる力(SNS)

これらすべてが、文章力といえます。

 

「文章力を上げたい」とよく聞きます。

でも「どんな文章力を鍛えるか」について、言及している人は少ない。

それが不明確だと、せっかくの努力も、効果が薄くなります。

 

紹介する9冊はすべて、実際に読んだ本です。

この記事は、読書家の僕にしか書けない記事だと、自負しています。

 

この記事を読めば、あなたにピッタリの、ライティング本が見つかります。

「自分は、どんな文章を書きたいのか」想像しながら、読み進めてください。

 

とはいえ、どんな文章にも使える「基本的な書き方」は存在します。それを「5つの原則」としてお伝えします。

細かなテクニックに走りがちですが、まずは基礎が大切です。

 

「文章力」のタイプ別!9冊のライティング本

writing

 

※本の画像はAmazonリンクとなっています。

【基楚】的な文章力をつけたい

『20歳の自分に受けさせたい文章講義』を、【最初の1冊】にオススメします。

 

こんな人にオススメ

☑︎ 初めてライティング本を読む

☑︎ 1冊だけに、集中して取り組みたい

☑︎ 本当に「使える」内容だけを知りたい

☑︎ ”即効性”を求める初心者

☑︎ シンプルで万能な、スキルをみにつけたい

☑︎ 長い文章が書けない

 

「バランスが良い」本です。

内容・構成・表現」の3要素が、まんべんなく網羅されています。

これ1冊で【基礎】は完璧。本当に「使える」方法のみが、載っています。

 

世界で500万部も売れている、『嫌われる勇気』の著者が書いた本です。↓はレビュー記事。

【書評】グッと書きやすくなる!『20歳の自分に受けさせたい文章講義』 ベストセラー『嫌われる勇気』の著者が書いたライティング本、『20歳の自分に受けさせたい文章講義』についてご紹介します。 正直に...

 

 

【分かりやすい表現】を学びたい

『新しい文章力の教室』をオススメします。

 

こんな人にオススメ

☑︎【簡潔】な文を書きたい

☑︎ 1文にこだわりたい

☑︎ 自分が書いた文章が、ダラダラして読みにくい

 

内容は、【構成:表現  = 1:9】です。「何を書くか」にはあまり言及していません。

「文章」というより、「文」に注目している本です。1文1文を、分かりやすくしたい人にオススメ。

 

「構成に自信がない」・「内容が思いつかない」と悩んでいる人は、先に他の本を読んでください。

細かい表現にこだわると、意識すべきことが多くなるからです。手が止まります。

『20歳の自分に受けさせたい文章講義』を、先に読むと良いでしょう。

 

この本は、”2冊目”に適しています。

紹介されているテクニックはとても数が多いので、すべてを意識するのは難しい。

1 ~ 2年かけて、じっくり取り組むべき本です。たまにペラペラめくると、新しい発見があって面白いですよ。

 

【ビジネス】で使える文章力がほしい

『入門 考える技術・書く技術』は、「レポート・ライティング」の本です。

 

こんな人にオススメ

☑︎ 【論理的】な文章を書けるようになりたい

☑︎ ビジネスで使える方法を学びたい

☑︎ 経営コンサルタントの、ライティング手法を知りたい

☑︎ レポートに生かしたい大学生

 

『考える技術・書く技術』は、世界中で翻訳されているロング・セラー。

それを基に、日本人向けに分かりやすくしているのが『入門 考える技術・書く技術』です。

 

  • OPQ分析
  • ピラミッド構造
  • 演繹法・帰納法

を主軸に、ロジカルな書き方を教えてくれます。

 

↓書評です。

その文章構成に自信はありますか? 僕は今まで5冊ほどライティング本を読みましたが、どうもしっくりきませんでした。 そしてその原因は、文章構成にあることに気付きました...

 

【速く】書く方法を知りたい

『10倍速く書ける 超スピード文章術』

 

こんな人にオススメ

☑︎ スピードが欲しい

☑︎ 何を書けばいいか分からない

 

「何を書くか」を重視している本です。

【表現と構成】は、必要最低限におさえています。

「何を書くか」に集中することで、スピードを上げるのです。

 

忙しいビジネスパーソン。「速さ」は、大きな強みです。

『10倍速く書ける 超スピード文章術』を読んで、1.5倍くらい速くなった話 文書を書く「スピード」を追求したい人に、オススメする本をご紹介。 ※この記事は、1分で読めます。 要約:『10倍速く書ける...

 

【SEOライティング】を学びたい

『沈黙のWebライティング』

SEOライティングとは、検索順位を上げるためのライティング術です。

こんな人にオススメ

☑︎ WEBライティングを学びたい

☑︎ Googleに評価される記事を書きたい

☑︎ SEOの基本を知りたい

☑︎ SNSでバズらせたい

 

ただしWEBライティングは、ネット上でたくさんノウハウが公開されています。

そのため無理に本を読まなくとも、いいと思いました。

 

それでも「1冊は、ちゃんと本で勉強しておきたい」方には、おすすめです。

「マンガ ⇒ 解説」の流れで、読みやすいのも評価できます。

 

 

【セールス力】が欲しい

『買わせる文章が「誰でも」「思い通り」に書ける101の法則 』

分かりやすくまとまっているので、セールスライティングの、【最初の1冊目】にオススメです。

 

こんな人にオススメ

☑︎ 【セールスライティング】について学びたい

☑︎ 最近、アフィリエイトを始めた

☑︎ ブログやSNSで、商品紹介をしている

 

「買わせる」は、聞こえが良くないです。

だけど、そもそも「セールス」は悪いことではありません。日本人は広告嫌いが多いですが、広告しないと誰にも存在を知ってもらえないからです。

 

「文字」を使って、「買う」というアクションを起こさせる能力。学んで損はしません。

セールス=価値を伝える

だから企画書を通す、自分を売り込む、ことにも応用できます。

 

少しでも興味があれば、ぜひ読んでほしいですね。

↓書評です。

ブロガーは有料noteでセールスライティングを学ぶ前に、この1冊だけを読め 「ブロガーは有料noteよりも、まず書籍を読め」って話。 そしておすすめのライティング本を、1冊ご紹介します。 セールスラ...

 

【心を揺さぶる】書き方を学びたい


『人を操る禁断の文章術』

メンタリストらしく、ライティング本というよりは、【心理テクニック本】です。

読み手の想像力を刺激して、感情を揺さぶり、行動を誘導する文章術。これこそが、私(メンタリスト)のもっとも得意とする分野、メンタリズム文章術です。

 

こんな人にオススメ

☑︎ 言葉を使って、人を行動させたい

☑︎ 【感情を揺さぶる】書き方を学びたい

☑︎ 文章が持つ力を、実感したい

 

「人を動かす」ことをテーマにしているのが、この本の工夫ですね。

タイトルを見ると難しそうですが、書かれているテクニックは、単純で使えるモノばかり。

2冊目以降にオススメです。

 

【笑わせる】文章を書きたい

「笑い」も文章力の1つと考え、ここに加えました。

クスッと笑わせる文章を書きたい人におすすめの本が、『ウケる技術』です。文章だけでなく、会話にも使えますよ。

 

この本では「笑い」をセンスではなく、「スキル」だとしています。

センスが無い人にこそ、読んでもらいたいです。実践するかは別として、「センスが無い」というコンプレックスは解消されますよ。

誰でもマネすることができる有限のパターンの組み合わせに分解できる

 

こんな人にオススメ

☑︎ 【笑わせる技術】を学びたい

☑︎ 一歩先をいくコミュ力が欲しい

☑︎ 面白い人になりたい

☑︎ Twitter芸人になりたい

 

友達とのSNSやメールのやり取りで、役に立つ本です。恋愛にも影響します。ユーモアがある人はモテますから。

ビジネスで使うには、ちょっとハードルが高いですね(笑)

 

面白くて読みやすい本です。電車の中で読むと、ニヤニヤするので控えましょう。

 

ただし、実践は難しいです。

多くのテクニックがありますので、まずは2~3個ずつ実践していくのが良いでしょう。

読んでいるだけで面白いので、マンガ感覚で読んでみるのもオススメですよ。

 

【感覚に訴える】表現力が欲しい

『形容詞を使わない 大人の文章表現力』

 

こんな人にオススメ

☑︎ 「すごい・おもしろい」としか言えない

☑︎ 修飾語について学びたい

☑︎ うまく喩えたい

 

感覚を、文字にして伝える方法を、教えてくれます。

 

こちらもハードル高めの本です。

「何を書くべきか分からない」「構成に悩む」レベルでは、手を出してはいけません。

 

ただブログやSNSで、「食レポ」をやっている方は、早めに読んでも良いかと思います。

商品紹介でも、スペックではなく、「感覚を売りたい人」にはオススメです。

 

湯川あやと
湯川あやと

ジャンルによって、必要な「文章力」が異ります。面白いですね!

 

文房具

ここで挙げた9冊はすべて、タイプが異なります。

もちろん気になったものから、読んでも良いです。

ただ9冊もあると混乱するでしょうから、「選び方」を教えます。

 

長い文章の書き方

 

文章を書く手順は、4ステップから成ります。

  1. 「何を書くか」決める【ネタ集め】
  2. 全体の構成を決める【構成】
  3. 実際に文章を書いていく【肉付け】
  4. 分かりやすい表現にしていく【推敲】

 

対応する本は、、

  1. 10倍速く書ける 超スピード文章術
  2. 入門 考える技術・書く技術
  3. 20歳の自分に受けさせたい文章講義
  4. 新しい文章力の教室

となります。

 

「長い文章」を書く場合、この4冊がオススメです。

【自分の苦手に応じて】、選択してください。

 

総合優勝!まずはこの1冊

もちろん、①~④は同時並行で行われることも多いです。

そのため各書籍とも、ある程度は①~④を網羅しています。

①~④に書籍を当てはめましたが、「どこに主眼を置いているか」の違いだと考えてください。

 

【最初の1冊】には、20歳の自分に受けさせたい文章講義』を、オススメします。

①~④を、まんべなく網羅している本だからです。

この本は①~④各部分の、過不足なく集めています。

 

他の本は、目的に応じて買ってください。

ひとくちに「文章力」といっても、その内容は多岐にわたります。

「何を学びたいのか」を意識して、選択しましょう。

 

ちなみに僕の理想は、「生徒に人気のある、学校の先生」のイメージです。

真面目な・論理的な話をしつつ、合間に笑いを取る感じ。

みんさんも自分の理想をイメージして、ライティング本を選択してください。

 

カジュアルな、短い文章の書き方

 

短い文章の場合、「構成」や「何を書くか」について、それほど悩むことはありません。字数に制限があるからです。

ただしその分、【表現力】が重要になってきます。

LINEのような短い文章の場合、上記の①~③の本を、飛ばしてもよいわけです。

 

先ほど「他の本は、目的に応じて買いましょう。」と言いましたが、いきなり「他の本」を読み漁ってもOKです。

 

読者
読者

自分の書いた文が、読みにくい。何でだろう・・

湯川あやと
湯川あやと

④『新しい文章力の教室』がオススメ。原因が分かるよ。

 

読者
読者

僕の場合は、ツイッターで

「ワロタwww」って言われたいな。

湯川あやと
湯川あやと
じゃ、『ウケる技術』だね。

 

読者
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「とても面白い」とか、「すごく楽しかった」とか・・

小学生みたいな表現になっちゃう。

湯川あやと
湯川あやと
形容詞を使わない 大人の文章表現力』を読もう。たしかに、最初は使いこなせないと思う。でも1読していれば、ジワジワと表現力が上がっていくよ。

 

読者
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気になるあの子に、LINEを送りたい。上司に気に入られるメールを書きたい。
湯川あやと
湯川あやと
人を操る禁断の文章術』がオススメ。

 

読者
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モテたい!
湯川あやと
湯川あやと
美容院に行こう。

 

文章の書き方:5つの原則

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ライティング本は、何十種類もありますが、【共通する原則】はあります。

5つご紹介しますね。

 

1.読者を明確にする

 

文章の【基本】です。

文章は人に読まれてこそ価値があります。みなさんも「人に読んで欲しい」と思うからこそ、文章力が欲しいと思ったのでしょう。

ところが「書くことは楽しい」ため、ついテンションが上がります。思いのままに書いてしまう。読者は置いてけぼりです。

 

そうならない為に、読者を明確に決める必要があるのです。

その読書像にあわせて、「何を書くか」を考えていきます。

 

例えばこの記事だと、読者は「文章力を向上させたい初心者」と「本を探している人」です。

伝えたいことは、「文章力には、実は様々なタイプがある。自分の求める文章力を、意識すべき。」となります。

 

読者に応じて、表現も変えてください。

読者が初心者であれば、専門用語は分かりやすく言い換えます。

上級者であれば、多少は専門用語を使わないと、冗長になります。

 

口で言うほど簡単ではありません。

「読者を想像する」は、永遠のテーマですね。

 

2.具体と抽象

 

「具体・抽象」を、意識することが大切。

本によって「ピラミッド」とか「マトリョーシカ」とか、説明の仕方はさまざまです。

でも【基本は同じ】。

具体・抽象の【両方】を、1つの文章の中に入れ込むことで、説得力が生まれます。

抽象を、具体で支えるイメージです。

 

↓抽象ばかりの例です。(実在する企業が、どこに位置づけられるのか、具体例と図を加えると、分かりやすくなります。)

アバナシーとクラークはイノベーションの4つの型を提唱した。市場(既存市場の深堀 or 新市場の創出) × 技術(プロダクト or プロセス)の4タイプに分類である。以前から存在したプロダクト(技術の破壊)・プロセス(技術の保守強化)の類型に、マーケットとの関わりを加えたのだ。

 

読者
読者

わかんねぇ・・

湯川あやと
湯川あやと
気合を入れて書いた文ほど、「抽象的」になりがち。気を付けよう。

 

3.結論はできるだけ前に

結論を先に持ってくるのがセオリーです。

結論 → 説明 としましょう。

 

【理解のしやすさ】はもちろん、【読み飛ばしてもらう】ためでもあります。

読み手は、最初から最後まで、すべてを読んでいるわけでは無いのです。

 

最初に結論を書いておけば、

「あ、その話なら知ってるよ」と、読み飛ばしてもらえます。

逆に、結論が最後にあると、読み手をガッカりさせる可能性があります。「長々と読んだのに、得るものが何もなかった」と。

※小説や、笑わせる文章は別です。オチは先に持ってこれませんからね。

 

4.簡潔な言葉で書く

  • 1文が長いときは、2文に分ける
  • 無駄な修飾語は使わない
  • ぼかし言葉を削る
  • 「という」を削る
  • 箇条書きを使う

 

他にもたくさんありますが、【簡潔さ】の一言でまとまります。

 

あれこれ意識するのは難しい。だから普段は、「簡潔に」とだけ意識しましょう。

「たまにペラペラ本をめくって」いれば、自然と細かいところにも気が付くようになっていきます。

新しい文章力の教室』が、【簡潔さ】に注目している本です。

 

「話すように書く」の注意点

 

「話すように書く」を推奨する本も多いです。確かに書きやすく、説得力も生まれます。

しかしダラダラするのが欠点

 

例えば、

・なんか湯川のツイッターが炎上してしまったという話を聞いたんだけど、自業自得だよね。

→ 湯川のツイッターが炎上した。自業自得だね。(不吉な例文です…笑)

 

耳で聞くと、気にならないんです。

「話すように書いた」後は、必ずチェックしましょう。

 

5. 見た目に気をつかう

  • ひらがなと漢字のバランス
  • 箇条書きを使う
  • 「、」の打ち方見出し、改行、【記号】、書体
  • 図解やイラストを使う

これらが定番の内容です。

 

でも一言でいうと、【見た目】に気を遣うとなります。

 

「読むか・読まないか」読者は、一瞬で判断しています。

本屋さんで、本を手に取ったけど、すぐに閉じてしまう。そんな経験があるでしょう。

その時、本の内容は吟味していません。パッと見で、判断しています。

 

あなたも読者に、「見た目」で拒否されないよう、注意してください。

 

【絶対に】文章力アップ!9冊のライティング本

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まとめました。

リンクは、対応する見出しへと飛びます。

 

 

迷っているなら、『20歳の自分に受けさせたい文章講義』をオススメします。最初の1冊に最適です。

2冊目をお探しの方は、『タイプ別!どの本から読み始めればいいの?』を参考に、次の本を探してください。

 

湯川あやと
湯川あやと

自分の理想とする文章を、思い描いてください。それに応じて、本を選びましょう。

 

執筆者:湯川あやと ( @AyatoYukawa)

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